領域・能力・レベルの3つの尺度で問題を対応づけることにより、
お子さまの能力をしっかり把握していきます
全統オープンでは、領域・能力・レベルの3つの尺度で問題を対応づけることにより、お子さまの能力をしっかり把握していきます。
縦軸に数量、言語、図形映像、自然科学、生活常識の5つの領域にわかれています。
横軸には知識力、処理力、記憶力、比較力、推理思考力の5つの能力にわかれています。
5×5の25の領域能力にわかれ、それぞれの領域能力の中に、「規則性」「重さの比較」「季節」などの単元が決められています。
数量は「計数・分類計数」など数を扱う領域です。
言語は、「しりとり」や「同頭語」など言葉を扱う領域です。
図形映像は「広さの比較」や「回転する平面図形」など図形を扱う領域です。
自然科学は「動物」「濃度」など小学校以降で理科にあたる領域です。
生活常識は「季節」「ルール・マナー」など小学校以降で社会にあたる領域です。
操作性とは、問題を見てすぐに解くのではなく、一度頭の中で考えてから解く性質のことです。
操作性のない能力は、知識力、知識の有無を問うもので、処理力、単純作業・処理の速度を測るものです。
操作性のある能力は、記憶力、出題時に問題プリントを見ずに、出題後に解くものです。
比較力、2つ以上のものを比べるものです。
推理思考力、条件から推理あるいは思考を必要とするものです。
制作技能、制作総合、生活技能の3つの領域にわかれています。
「ちぎる」「切る」など具体的な操作は制作技能、「丁寧な制作」「整頓」などは制作総合に分類されています。
能力は巧緻性と生活力に分けられています。
体操、器械運動、歩く走る跳ぶの3つの領域にわかれています。
「ボール」や「平均台」など道具を使うものは器械運動に分類されています。
能力については大きく運動力という分類があり、そのなかに反射能力、判別能力、定位能力、バランス能力、リズミング能力の5つの能力にわかれています。
判別能力とは判断し調整する能力をあらわし、定位能力とは方向性を定める能力をあらわしています。
ほかの分野の単元と違い、1つの単元で2つ以上の能力が要求されているものがあります。
領域は行動態度の1つだけになります。
能力は「社会性」と「忍耐力」にわかれています。
お友だちとの協調性や、前向きにがんばる力は「社会性」、「落ち着き」や「待つ」ことは「忍耐力」に分類されています。