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小学校受験は、親子二人三脚で進めていくもの。

幼児が受験準備をするには、親御さんのサポートが必要不可欠。
お子様の得意・不得意・個性を見極め、知識力だけでなく、
日常生活からお子様の行動を見つめ直すことが必要になります。

小学校受験を考えるという選択は、誰にでもできることではありません。

情報を集め、悩みながらも、小学校受験を考えているあなたは、
すでに、「お子様の未来」に向かって確かな一歩を踏み出しています。

公立・私立・国立小学校の違い

ほとんどの私立小学校には、建学の精神があります。つまり各小学校の願いである”子ども像”があります。実際に通われておられるお子様のタイプも学校により異なります。ご家族に合う小学校を選ぶ必要があります。

また学校によっては通学時間(距離)の指定されている場合もあります。国立大学附属小学校は、ある意味教育の研究機関でもあります。実際に実習の先生方もおられ、教育の研究機関として新しい学習方法で学ぶこともできます。ただし学区(通学可能地域)があり、その地域内で住んでおられる方が対象になります。
その他、教育方針は基より、授業料等も異なります。

公立小学校
  • 学校によって教育の差が大きい(校長先生や担任の先生の違いによる)
  • 学区によって選択肢が決まってしまう
  • 放課後の自由になる時間が多い(習い事や友達とのふれあい)
  • 徒歩圏内にあることが多い
  • 一般的に授業料は無料(義務教育のため)
私立小学校
  • 建学の精神に基づいた明確な”子ども像”がある
  • 目指す教育のカリキュラムが一貫している
  • レベルの高い教育環境が整っている
  • 国公立に比べ、授業料が高い
  • 習い事は幼児教室など受験に関わる費用もかかる
  • 先生の人事異動がない
  • 宗教教育(心の教育)がある学校も多い
  • 先進的な教育を受けられる
国立小学校
  • 大学の教育研究機関としての役割がある
  • 実習の先生方がおり、新しい学習方法を体験できる
  • 高い教育を受けられる上に、授業料が公立と大きく変わらない
  • 優秀な先生が多い
  • 実験的な教育を受けられる
  • 学区(通学可能地域)が設定されている場合が多い
  • 受験時の倍率がどの学校も軒並み高い
ポイント
ご家族の教育方針と学校の教育方針が合っているかどうかが最も重要です。学校名だけで選ぶのではなく、実際に説明会や行事に足を運び、雰囲気を感じ取ることをおすすめします。

小学校選びって
どうしたらいいの?

もちろん距離や通学方法、学費、宗教教育など様々な観点で決めていく必要があります。
ただ、大事なことは、ご家庭の教育方針とその学校が合うかどうかがポイントです。決して学校名だけで決めることのないようにしましょう。

そのためにも、各小学校で行われている説明会や行事に足を運び実際に学校をご覧になり、こころで感じとってほしいと願っています。

小学校選びで考慮すべきポイント

学校の形態
共学・男子校・女子校など、お子様の個性や将来を考え、適した教育環境を選びましょう。
受験戦略
小学校によって、受験の特徴も異なります。お子様の得意分野を考慮することも大切です。
系列校の有無
系列校への進学が有利になる小学校もあります。一貫教育を通して学ぶことができます。
教育費
授業料だけでなく、教材費や行事費など総合的に考えましょう。家計への影響も重要です。
教育環境
学力重視、人間性重視など、どのような教育を受けさせたいかが重要です。学校の特色を理解しましょう。
立地条件
通学時間や安全性、災害時のリスクなども考慮すべき点です。日々の生活に大きく影響します。

国立小学校は
どうやったら行けるの?

国立大学附属小学校は、ある意味教育の研究機関でもあります。
実際に実習の先生方もおられ、教育の研究機関として新しい学習方法で学ぶこともできます。
ただし、入学には以下のような条件があります。

居住条件
学校が指定する区域に居住実績がないと出願ができない場合があります。受験を検討している学校の学区確認は早めに行いましょう。
抽選通過を見据えた準備
国立大学附属小学校には抽選があります。抽選に通過してからの準備では間に合いません。通過後のことを考えた受験準備が必要となります。たとえ、抽選に通らなかったとしても、その努力はお子様の成長にとって大きな財産になります。
受験までの難易度
国立小学校の考査は、試験範囲が広く設定されていることが多く、考査に向けて入念な準備が必要になります。
ペーパーテストだけでなく、生活常識、社会的協調性、精神力など、幅広い能力が求められます。
アドバイス
国立小学校は倍率が高いため、併願校も含めた受験計画を立てることをおすすめします。
また、各学校の過去の入試傾向を研究し、それに合わせた対策を行うことが重要です。

受験までの航海図

小学校受験は一朝一夕で準備できるものではありません。以下の流れに沿って、計画的に進めていきましょう。

1行きたい学校について考える

学校選びの基準を家族で話し合い、候補となる学校をピックアップしましょう。学校の教育方針や特色、お子様の性格との相性などを考慮します。

2塾(幼児教室)の検討

志望校に合わせた受験対策ができる幼児教室を探しましょう。幼児教室によって指導方針や得意分野が異なるため、複数の教室を比較検討することをおすすめします。

3家庭生活の見直し

受験に臨む環境づくり、家庭学習の習慣付け、様々な体験を通じた知識や経験の蓄積を心がけましょう。日常生活の中での学びが、受験に大きく影響します。

4志望校を定める

学校説明会などに参加して情報収集し、最終的な志望校を決定します。第一志望校だけでなく、併願校も含めた受験戦略を立てることが重要です。

5受験する学校の情報収集

願書の書き方、考査内容、定員(倍率)などの詳細情報を集めましょう。学校の公式サイトや説明会だけでなく、先輩保護者の体験談なども参考になります。

6面接対策

多くの学校では保護者面接があります。学校の教育方針に対する理解を深め、対策を行いましょう。面接では教育方針への共感や家庭教育の方針を伝えることが重要です。

7出願

願書の提出期限には余裕をもって対応しましょう。記入ミスや不備がないよう、複数回確認することをおすすめします。

8考査当日
考査当日の注意点
・考査に見合ったフォーマルな装いをすること
・学校までの経路を事前に確認しておくこと
・考査当日までの体調管理をしっかりしておくこと
・お子様にはリラックスして臨めるよう声掛けをすること
9合格発表

学校によって発表の仕方に違いがあることを知っておきましょう。Web発表、郵送、電話など、発表方法は学校によって異なります。

受験市場の詳細について

小学校受験の市場について、文部科学省の学校基本調査に基づく最新データをご紹介します。

小学校数の推移

全国の小学校数の推移(出典:文部科学省「学校基本調査」)画像引用元

2023年度の全国の小学校数は、
1万8,822校です。

2023年度の全国の小学校数は、
1万8,822校です。

  • 国立小学校 67
  • 公立小学校 18,506
  • 私立小学校 249
  • 国立小学校 67
  • 公立小学校 18,506
  • 私立小学校 249

小学校数は全体として減少傾向にあります。1980年代に約25,000校あった小学校は、2023年には約19,000校と約25%減少しています。特に公立小学校の統廃合が進んでいます。
一方、私立小学校は1975年の174校から2023年には249校と、長期的に見ると増加傾向にあります。これは親の教育意識の高まりや多様な教育ニーズに応える私立学校への関心が高まっていることを反映しています。

小学校 教員数の推移

全国の小学校教員数の推移(出典:文部科学省「学校基本調査」)画像引用元

2023年度の全国の小学校教員数は、
約421,000人です。

2023年度の全国の小学校教員数は、
約421,000人です。

  • 国立小学校 1,767
  • 公立小学校 410,756
  • 私立小学校 8,475
  • 国立小学校 1,767
  • 公立小学校 410,756
  • 私立小学校 8,475

小学校の教員数は、校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、助教諭、講師、養護教諭、栄養教諭、その他の職員を含みます。教員数は学校数の減少にもかかわらず、近年は40万人前後で安定しています。

小学校 児童数の推移

全国の小学校数の推移(出典:文部科学省「学校基本調査」)画像引用元

2023年度の全国の小学校児童数は、
約620万人です。

2023年度の全国の小学校児童数は、
約620万人です。

小学校の児童数は1980年代から一貫して減少を続けています。1980年代に約1,150万人いた児童数は、2023年には約620万人と、ほぼ半減しています。少子化の影響が顕著に表れています。

小学校の児童数は1980年代から一貫して減少を続けています。1980年代に約1,150万人いた児童数は、2023年には約620万人と、ほぼ半減しています。少子化の影響が顕著に表れています。

受験者数と倍率

全国の年長児の約1~2%が私立・国立小学校の受験に臨んでおり、東京都では約4%を超える受験人口がいます。特に人気校では10倍を超える高倍率となることも珍しくありません。

私立小学校の特徴

  • 全国の小学校の約1.3%を占める私立小学校ですが、独自の建学の精神と教育方針に基づいた特色ある教育を提供しています。
  • 少子化の影響で全国の小学校数全体は減少していますが、私立小学校数は近年増加傾向にあります。
  • 私立小学校は、それぞれの学校の特色を発揮して、児童一人ひとりの個性を尊重し、その可能性を伸長する方法を実践しています。
  • 私立小学校は、日本の初等教育の充実発展に寄与しています。
小学校受験を検討されるご家庭へ
小学校受験は単なる合否だけでなく、お子様の将来の可能性を広げるための大切な選択です。全統オープンでは、お子様と保護者の皆様に寄り添い、小学校受験に関する様々なサポートを提供しています。

国内の私立・国立小学校

全国の私立・国立小学校には、それぞれ独自の教育方針や特色があります。以下の一覧から地域や学校名で検索できます。
学校名をクリックすると、詳細情報をご覧いただけます。

学校を探す

主要な学校紹介

筑波大学附属小学校

人間としての自覚・国民的自覚・健やかさを重んじ、文化の承継と創造が教育の柱。初等教育の理論と実践をつなぐ研究校としての任務があります。児童一人ひとりの個性を尊重し、心身の発達に応じた教育を展開。

公式サイト

入試日程
11月中旬〜12月上旬
入試内容
ペーパー、制作、運動、行動観察、口頭試問、保護者アンケート

お茶の水女子大学附属小学校

教育目標に『自主協同』を掲げ、「自分で考えて正しく判断し、進んで行動する子を育成する」「自然と人間を大切にし、情操の豊かな子を育成する」「健康で、気力体力が充実し、意志の強い子を育成する」を具体的な目当てとする。140年以上におよぶ歴史と伝統を受け継ぐとともに、最先端の教育実践の開発を目指す。

公式サイト

入試日程
11月中旬
入試内容
制作、運動、行動観察、口頭試問、保護者アンケート、面接

東京学芸大学附属竹早小学校

「自ら学び、ともに手をとり合い、生活を切り拓く子」の育成を教育目標に掲げている。これに基づいて「明るく元気に取り組む子」「よく考え工夫して学ぶ子」「いつくしみ合い仲よく助け合う子」「よい生き方を求め続ける子」を目標とする児童像を掲げている。

公式サイト

入試日程
11月下旬
入試内容
運動、行動観察、親子課題、保護者アンケート、面接

東京学芸大学附属世田谷小学校

「一人一人の児童が、その個性を伸ばして最高の自己実現を期し、民主社会の進展に寄与する有意な国民となるよう指導する」という教育理念。「学びを自分でデザインする子どもを育てる」を掲げており、主体性を重視する教育が特徴。

公式サイト

入試日程
11月下旬
入試内容
ペーパー、巧緻性課題、行動観察、口頭試問

東京学芸大学附属大泉小学校

教育目標を「自ら学び、自ら考え、ねばり強く取り組む子ども」「支え合い、ともに生きる子ども」「たくましく、清い心の子ども」「希望をもち、世界に伸びる子ども」と4つ掲げる。

公式サイト

入試日程
11月中旬〜下旬
入試内容
ペーパー、運動、行動観察、口頭試問

東京学芸大学附属小金井小学校

「明るく思いやりのある子・強くたくましい子・深く考える子」を教育目標に掲げる。児童一人一人が生き生きと学び合う授業づくりをめざして授業研究に取り組み、その成果は研究発表会等において公開しているのも特徴。

公式サイト

入試日程
11月下旬
入試内容
ペーパー、運動、行動観察、巧緻性課題、口頭試問

東京都立立川国際中等教育学校附属小学校

「次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間を育成する」を理念に掲げる。高い言語能力を活用して、世界の様々な人々と協働するとともに、論理的な思考力を用いて、諸課題を解決し、様々な分野で活躍する人材と目指すべき生徒像としている。

公式サイト

入試日程
11月中旬
入試内容
ペーパー、運動、課題遊び(行動観察)、インタビュー(口頭試問)

千葉大学教育学部附属小学校

「自分の頭ですじみち立てて考えることができるひとを育てる」を教育理念に掲げる。学部教員をはじめ大学教員、大学院生、附属幼稚園、中学校、特別支援学校教員との連携研究も行っている。

公式サイト

入試日程
11月下旬
入試内容
行動観察、面接(2025年度入試より考査内容が変更)

大阪教育大学附属平野小学校

「ひとりで考え ひとと考え 最後までやりぬく子」を教育目標に掲げる。「ひとりで考え…知的好奇心に基づく主体性」「ひとと考え…支えあう協調性」「最後までやりぬく…自己実現に向かう創造性」と一つ一つに紐づく要素がある。

公式サイト

入試日程
1月中旬
入試内容
ペーパー、絵画制作、行動観察、面接

大阪教育大学附属天王寺小学校

「個が生きる学校」を教育目標に掲げる。それを基に「自他の人格を尊重し、実践力のある子」「生命を尊重し、健康で安全につとめる子」「みんなと協力してしごとのできる子」「自分でよく考え、すすんで実行できる子」「ものごとを最後までやりとおせる子」「きまりを守り、明るくくらせる子」と児童の理想像を掲げている。

公式サイト

入試日程
1月上旬
入試内容
ペーパー、制作、運動、ダンス、行動観察、親子活動面接